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歯の治療がうまくいきやすい患者さんとは? インプラント周囲炎

  • 執筆者の写真: 真登 西川
    真登 西川
  • 2025年12月31日
  • 読了時間: 9分

更新日:3 日前

2025年 最後の投稿になります。


今回ご紹介する患者さんは70代男性の方です。

3年前に他院で数百万円かけてインプラントを多数された、ということです。

患者さんは『歯ぐきがはれて痛くて咬めない、左側がかみにくいから左下にインプラントをしてくれ 入れ歯は以前作ったことがあるが、違和感が強すぎて入れ歯以外の方法でやって欲しい』 とのことで来院されました。


初診時のお口の中の状態をマイクロスコープを用いて記録を撮りました。



風をかけるだけでインプラントのところから出血してきます。



歯ぐきはとても腫れていて、インプラント周囲の歯ぐきからも出ています。




診査診断の結果、インプラントは8本入っており、全てのインプラントは難治性である インプラント周囲炎になっています。


治療費用はおそらくお口の中全体で400万円以上かかっていると思います。



また、患者さんはタバコを吸われています。



歯磨きも適切にできておりませんでした。






まずは歯磨きを適切にしてもらう必要があるので、歯磨き指導で来院してもらいました。



そしてこの患者さんのお口の中を良くするには、タバコを止める必要があります。

禁煙ではなく、絶煙しないと当院では治療しないことをお伝えしました。


タバコを吸われていると歯周病は絶対に治りません。


またインプラントをする場合、タバコを吸っていると成功率が極端に低下しますので、当院ではタバコを吸っている方にインプラント治療は行いません。


ですので、『タバコを吸い続けて総入れ歯になっていくのか、タバコをやめて歯を出来るだけ良くするのか選んでください』 という説明をしました。


タバコも1〜2年止めるのではなく

今後一生やめる

お酒を飲みにいってもらったタバコを一本だけ吸うのもダメ

タバコを吸っている友人とも縁を切る(副流煙も悪影響だからです)


そうしないと当院では治療をしないこともお伝えしました。


それぐらい本気でやらないと歯周病やインプラントの治療はうまくいきません。


糖尿病の人が毎食ファーストフードやカップラーメンを食べるようなものです。


歯周病やインプラント治療を行うには、患者さんが歯のために毎日の生活を変えて、生まれ変わるぐらいの覚悟がないと治療がうまくいかないのです。

糖尿病の食事制限と考え方は全く同じです。




最初に歯磨き指導とタバコの説明をしてから1ヶ月後の動画です。





磨き残しについてはかなり改善しました。

歯ぐきの状態も良くなり、顔色も変わりました。

最初来られた時は、近い将来亡くなるかもしれないような、顔色が土色の状態でした。


肝心のタバコですが、

患者さんは私が『タバコをやめないと治療をしない』と言ったその日からタバコをやめられたそうです。



私も以前タバコを吸っていたので、タバコがやめにくいことは重々承知しております。


お金が無くて、ご飯とタバコどちらかしか買えないときでもご飯を食べずにタバコを買っており、タバコがないと手が震えるほどのヘビースモーカーでした。


しかし歯科の仕事して、患者さんにタバコをやめてくださいと言う立場上、自分が吸っていてはいけないと強く思い、タバコをやめました。


自分は良いけど人はダメ、という考え方は幸せになれない考え方だと思います。


私は金属の詰め物・被せ物を患者さんに推奨しないのですが、自分の歯に入っている金属も全てセラミックに治療してもらいました。

歯周病の治療もマイクロスコープを使用して治療していただける先生にお願いして治療を行なってもらいました。


ちなみに私は自分の歯を治療をしてもらうために、長野県まで行っております。

片道5時間以上かかります。


マイクロスコープを使用して歯の治療を行える歯科医院は 実は非常に少ないんです。



患者さんに マイクロスコープの治療を推奨して、金属治療を行わない自分が同じことをしないと辻褄が合わないですよね。

また裸眼やルーペのみでの歯科治療が、いかに無理があるかということを私自身がよく知っております。

金属の下が確実に虫歯になることを、自分の目で数えきれないぐらい見てきました。


話を元に戻します。

患者さんは、私の指示通りタバコをやめて、歯磨きを指導した通りに磨いてくれるようになりました。


素直に話を聞いて自分を変える ことは大切なことですが、なかなかできないことだと思います。


船井総研 創業者の 船井幸雄氏は、成功の3条件として 

素直、勉強好き、プラス思考

と仰っております。


私もまさにそのように思います。



歯科業界に置き換えても、『でも〜』とか 『いや〇〇』、とか言う歯科医師・歯科衛生士は全く上達しないです。


まずは教えていただいた通りに実践するのが何事も上達の近道です。


『守破離』 という言葉をご存知でしょうか?

自分を成長させる上で 欠かせない言葉だと思います。



しかし、言われた通りにする というのは非常に勇気がいることだと思います。


なぜなら、今までの自分のやり方や考え方を全て捨てる必要があるからです。

言わば、一度自分を否定しないといけないのです。


素直になるというのは弱虫には絶対にできません。

素直になるというのは勇気がある人間にしかできないのです。


歯科の業界では、大学卒業後に研修会に参加して勉強を続ける歯科医師が全体の10%、参加した歯科医師のうち 教えていただく講師の話を本気で聞く歯科医師が10%、本気で聞いた内容を実際に教えていただいた通りに実践する歯科医師が10%、という話を聞いたことがあります。


つまり

1000人のうち1人くらいしか言われた通りやらないということです。


あながち間違ってないと思うのは私だけではないと思います。


それくらい日本には勉強を続ける歯科医師はほとんどおらず、言われた通りやっている歯科医師はほとんどいないように感じます。


研修会に参加された歯科医師同士で久しぶりに会うことがありますが、あれ(教えていただいたこと実際に)やってる?と聞いてもほとんどの人は


『自分は下手だから無理だ』

『急にやり方を変えると患者さんが離れる気がして怖くてできない』

『機械を買うお金がない』


などなど無理な言い訳をたくさん並べて、実際にやっていない方ばかりです。



自分のやり方を変えるには とても勇気が必要です。


ついでに言うと お金も とてもかかります。

研修会は東京で開催されることが多いので、交通費も時間もかかります。


たまに『もっと歯医者さんも勉強しないとね〜』 みたいなことをいう患者さんがいますが、あなたは勉強しているのですか?といつも思います。


みなさんは、自分がいただいたお給料のうち50〜70%を 毎月自分の仕事に必要な知識や技術向上のために、専門書を買ったり、研修会に参加したり、必要な機器・設備購入のために10年以上続けて投資できますか? 

したことがありますか?


狂っていますか?

やりすぎですか?


患者さんに より健康になってもらう仕事のために、勉強と練習をやりすぎて 何か問題ありますでしょうか?




自分が勉強していないで、自分の子供に『勉強しなさい』という人間にはなりたくないと私は思います。


自分が やりもしないで 他人にやれ と言う。

そのような人を 私は 卑怯 だと思います。


私はスタッフや患者さんにも 必要なことは 『やってください やりなさい』 と言いますが、自分に対しては もっとやります。



自分に厳しい人間は他人にも厳しい。

日本を代表する起業家である、ソフトバンクの孫 正義会長やユニクロの柳井 正会長も仕事面では社員に非常に厳しいとお聞きします。


当然だと思います。



全力でやらないで失敗した人に対して、『良いよ良いよ』 なんてことを言っていて、会社がまともに進んでいくわけがありません。


お客さんも会社もダメになっていくでしょう。


そしてそんなことを言っている人を、私は全く信用できません。


やはり ダメなものはダメ。

『そこそこで良い』なんて発想は 私には最初からありません。

やるなら徹底的に 目指すなら最高を目指す


うっかりして隣の歯を削られても平気ですか?

お昼休み前だからと虫歯を取り残して治療が終わっても平気ですか?

抜かなくて良い歯を抜歯されても許せますか?


医療に うっかり なんてことは許されません。



話を元に戻します。


こちらの70代の男性の患者さんは、私の話を素直に聞いて自分の行動を変えたのです。

非常に勇気がある方だと思います。

一般的には歳を重ねるほど頑固になり、変化を嫌うものです。


歯科治療がうまくいきやすい患者さんの特徴の1つとして

素直である


ことが挙げられると思います。


こちらは 歯のプロフェショナル としてアドバイスしています。

目の前の患者さんを 苦しめてやろう なんて思ってアドバイスしておりません。

本気で良くなって欲しいから アドバイスするのです。



現在こちらの患者さんは、治療が必要な歯が多数あるので、優先順位を決めて治療を行っております。







今後も当院では 全力で患者さんの歯科診療を行って参ります。


2026年は1月5日 月曜日から診療開始となります。


みなさま 良いお年をお迎えください。





当院では 電話はAI電話が対応しており、そちらに名前とご用件を話してください。

名前とご用件が入ってない場合は、こちらから折り返しのご連絡はしません。


当院ホームページの お問合せフォーム から連絡していただいても結構です。


ご自身の歯のことで相談したい方がいらっしゃったら、当院では1ヶ月に10名まで無料相談させていただいておりましたが、2026年からは税込3300円いただきます。


ただしこちらは相談のみなので、一般的なことしか答えられず、患者さんの状態を確認して相談するには資料どり(税込6600円いただきます)が必要になります。


現在、予約がかなり埋まっており、1ヶ月先まで ほぼ予約が埋まっております。


当院では予約通りで見させてもらうので、あとから横はいりで すぐ見るようなことは行いません。

治療をご希望の方は、早めにご連絡されることをお勧めします。


また、2026年から当院の自費治療金額が各種変更になります。


詳しくは当院ホームページに記載します。





 
 
 

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