咬合・矯正
Occlusal・Orthodontics
不適切な咬み合わせだと、虫歯でなくても強い痛みが止まらないことがあります。
咬み合わせや顎の運動の診査・診断には専用の機器を用いて行います。
下記のような症状に心当たりがある方は、咬み合わせが不良の可能性があります。
咬み合わせ不良の特徴
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歯が痛くて歯科医院へ行ったが、虫歯じゃないと言われた
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治療した詰めものや被せものが良く欠けたり外れたりする
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歯が割れて抜歯したことがある
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他院で矯正した方が良いと言われたことがある
歯並びと8020
歯並びが良くないと、見た目だけの問題で終わらず虫歯になりやすかったり、歯周病が進行しやすかったり、不良な咬み合わせで痛みが出てきたりという問題が良く起こります。
厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「8020運動」(80歳になっても20本以上自分の歯を保とう)という啓発活動があります。8020達成者は年々増加しており、平17年(2005年)の調査では24.1%でしたが、平成23年(20011年)には38.3%にまで増加し、2022年には目標の50%を達成しようとしています。
そして実際に、8020達成者のほとんどが咬み合わせが良好であり、不良な歯並びで「8020」を達成された方はほとんどいなかったということを報告しています。
8020達成者のほとんどが
良好な咬み合わせ
参考:平成23年歯科疾患実態調査
子供の頃からの対策を
お子さんの歯並びが悪い原因は遺伝的な要素もありますが、食生活や悪習癖が関係しています。
歯の並びが悪くなる悪習癖には、口呼吸、舌の位置が正しい位置にない、嚥下(飲み込み)に異常があるなどが挙げられます。
お子さんが鼻ではなく、口で呼吸していてお口がポカンと空いていませんか?
口呼吸は歯並びが悪くなるだけではなく、口腔内の乾燥、口臭、むし歯のリスクの増大にも関係しています。
お子さんが乳歯の時期から対策をすることで、正常な歯並びの永久歯に生え変わる可能性があります。正常な歯並びは、一生ご自身の歯で生活できる最初の第一歩です。
ご自身では歯並びや咬み合わせが正常かどうかということは判別が難しいと思いますので、ぜひ一度当院までご相談ください。