歯周病
Perio
歯周病は「世界で一番多い病気」としてギネスブックにも認定されています。その数5人に4人が感染しているとも言われています。
下記のような症状が1つでもあれば、歯周病の可能性が非常に高いです。
歯周病の症状
-
歯みがきしたら血が出た
-
歯ぐきが痛い
-
歯ぐきが腫れている
-
歯が揺れている
-
口臭を指摘されたことがある
歯周病の進行
P1
歯肉炎
歯周ポケットで歯肉の炎症が発生した状態です。
歯磨きで出血しますが、丁寧なケアを行うことで改善可能です。
歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、奥歯の見えない部分などにしっかりデンタルフロス(歯間ブラシ、糸ようじ)などを用いると効果的です。
対策
歯磨きの改善・歯石除去
P2
軽度歯周炎
炎症が進行し、赤みがかってきます。
症状を感じることは少ないですが、人によっては、歯磨きで出血し、歯の周りがじんじんと腫れぼったく感じることがあります。歯周ポケットも深くなり、ご自身で行うプラークコントロールでは除去できないプラークや歯石が出てくるため、歯科医院で麻酔をして歯石除去をする治療が必要となってきます。
対策
歯磨きの改善・麻酔下での歯石除去
P3
中度歯周炎
歯を支えている骨が徐々に溶けはじめ、歯周ポケットは5mm以上と深くなり、しみる、歯磨きでの出血、歯ぐきが腫れたり治ったりを繰り返します。
歯がぐらつき始め、歯ぐきから膿が出たり口臭がしたりします。早期に歯科医院を受診してください。
対策
歯磨きの改善・麻酔下での歯石除去
P4
重度歯周炎
歯を支えている周囲の骨が2/3以上溶け、歯周ポケットは7mm以上とかなり深くなります。
歯がぐらつく、硬いものなどが噛めない、歯ぐきを押すと膿が出る、口臭が強くなるという症状が現れます。骨が溶けたことで歯ぐきが下がるため、歯が長くなったと感じたり、歯と歯の間のすき間が大きくなったり、物が詰まりやすくなったりします。この状態で放置すると歯が抜け落ちるか、抜歯するしかなくなってしまうこともありますので、至急歯科医院を受診してください。
歯磨きの改善・麻酔下での歯石除去・必要に応じて抜歯
当院の歯周病治療
自覚症状が出にくい歯周病において、まずはご自身の状態を知ることが大切です。
痛みがなくても検査をして、歯周病の進行の度合いを知ることが重要で、歯周病の検査では主に「歯垢・歯石のチェック」や、「歯周ポケットの深さを計測」、「歯がグラグラしていないか」等を確認します。
また、歯周病の原因となる歯周ポケットの奥に入った歯垢や歯石はご自身で落とすことはできず、専用の器具の使用と歯科衛生士の技術力が必要になります。
その他にも、現在服用されているお薬の種類によって、歯周病が悪化している可能性もありますので、お薬手帳をお持ちの方は持参してください。
虫歯もそうですが歯周病は放置していても治ることはありません。悪化する前にぜひ当院までご連絡ください。