歯って移植できるの?? *閲覧注意
- 2024年8月11日
- 読了時間: 4分
歯を抜いた後、条件が合えば抜いたところにご自身の歯を移植することができます。
今まで多くの患者さんにこの治療法の説明をしてきましたが、ご存知の方はほとんどいらっしゃいませんでした。
その理由はこの記事の最後の方に記載します。
まずはこちらの矢印の歯ですが、レントゲンやマイクロスコープで診断すると、金属の下が虫歯になっている可能性が高いことが分かったため、患者さんに説明したところ金属を除去することに同意いただけたため、金属を除去していきます。
この金属の歯に痛みや腫れる、しみるなどの患者さんの症状はありません。

マイクロスコープを使って金属を除去していきます。


エキスカベーターという小さなスプーンを使用して虫歯を除去していきます。
この小さなスプーンで除去できる部分が虫歯になります。
虫歯は細菌の酸により脱灰している(溶けている)ため、非常に柔らかくなります。
柔らかい部分には虫歯菌が存在することが過去の研究・論文により実証されています。
残念ながらこの金属の下の歯は虫歯の進行が重度で、全ての虫歯を取り切ると歯がほとんど残らず、歯を抜く治療になることが分かりました。
患者さんに、虫歯をわざと残してかぶせものを入れるか、歯を抜いて別の治療に切り替えるかこちらの動画を用いて説明したところ、歯の移植治療を選択されました。
歯を抜いた後の治療方法の種類は、また今後こちらのブログでも紹介させていただこうと思います。
まずは、先ほどの虫歯が大きい歯の抜歯を行います。

そして歯の移植を行います。
移植する前とした後の比較をしますと

このような治療になりました。
移植する歯のサイズも適切に選択でき、歯並びもほぼ理想的な位置に移植することができました。
かみ合わせも現在のところ良好です。
今後も慎重に経過を観察していきたいと思います。
歯の移植は、処置時間が長引くほどくっつかなくなり移植した歯は脱落します。
また歯の大きさはそれぞれ違うので、うまく合うように歯の形を整えたり骨の形を調整したりすることが必要になります。
また歯にダメージを与えないように抜歯したり、上顎洞という空洞や下歯槽神経という神経や隣の歯の根っこを損傷しないように計算して骨を切削する、移植してきた歯を適切に固定したり、反対の歯との咬み合わせを確認したり、、、と注意するポイントは他にもまだまだあります。
よって歯の移植治療は治療難易度が高く、歯科医師からは敬遠されがちな治療になるのではないかと思います。
そのため歯の移植治療を行なっていない歯科医院がほとんどで、治療の説明はないことが多いのではないかと思います。
よってこの治療をご存知の患者さんはほとんどいらっしゃいません。
しかし、この歯の移植治療(自家歯牙移植術)はご自身の天然の歯を用いるため、インプラントと違って矯正して動かすこともできますし、難治性であるインプラント周囲炎になることもありません。
何より歯を多く残すことができますので、歯を抜くかどうするか考える際に、とても有効な治療方法の1つであると当院では考えます。
今までこの治療ができなかったら、入れ歯になる方はたくさんいらっしゃいました。
個人的には非常に素晴らしい治療方法だと思います。
当院ではケースによって歯牙移植治療が適応になることがあります。
自家歯牙移植治療にご興味がある方は当院までご連絡ください。
しかし歯を移植したからといって全てうまくいくとは限りません。
こちらは他院で歯牙移植された患者さんなんですが、うまくいっていないとこのようになります。
残念ながら、この移植された歯は抜け落ちました。
移植治療は治療成功率を上げるポイントが何個かあるので、注意しないと長持ちしません。
しかし、治療を適切に行なって注意深く定期検診でチェックを続ければ、長く持たせることができ得る治療です。
もしご自身の歯のことで相談したい方がいらっしゃったら、当院では現在1ヶ月に10名までは無料相談させていただいております。
現在当院の診療時間内の予約が数ヶ月先まで埋まっておりますので、申し訳ありませんが診療時間外の時間で相談させていただいております。
実際に診査診断を希望される場合は、別日に来ていただいてお口の中の資料どりさせていただきます(現在税込6600円頂いております)
当院では、1人の患者さんにこちらの移植治療のような精密治療を長時間行っておりますので、電話に出られないことがあります。
留守番電話にお名前と電話番号とご用件を入れていただければ、後ほど必ずご連絡させていただきます。
お手数をおかけしますがどうぞ宜しくお願い致します。
2024年8月現在では歯牙移植治療は税込11万円で行なっております。今後値段変更の可能性がありますのでご了承ください。
また歯牙移植が適応かどうか詳しく診査診断する必要があります。





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