歯を生涯もたせて入れ歯になりにくいようにするには、実は歯並び、かみ合わせは非常に重要です。
「8020運動」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
80歳で20本以上の歯を残そうという、日本の厚生労働省が推進している取り組みになります。
成人の歯は何本あるかと言いますと、28本あります。(親知らずを含めると32本あります)
ここで衝撃の事実があります。
8020達成できない歯並び、達成しにくい歯並びがあるということです。(歯科疾患実態調査より)
では28引く20ということで8本歯がないという状況とは
この方で7本歯を失っている状況です。つまり入れ歯治療が必要になるということです。
調査では8020達成者が1人もいなかった歯並びが開咬、反対咬合でした。
8020達成者が少なかったかみ合わせとして他に過蓋咬合(8020達成者8、8%)と上顎前突(8020達成者20、6%)でした。
非常にシンプルに説明すると、歯並び・かみ合わせが良くないと どんなに歯みがきを頑張って定期検診に行っても将来入れ歯になりやすい ということです。
かみ合わせの種類の説明をしましょう。
開咬(上下の前歯が咬んでいない)
反対咬合(上の歯に比べて下の歯の方が出ている 通称受け口)
過蓋咬合(上の前歯の咬み合わせが深い)
上顎前突(上の前歯が出ている 通称出っ歯)
こちらは当院で歯列矯正中の患者さんになります。開咬の歯並びになります。
こちらの患者さんは、今後も歯並びやかみ合わせの微調整をワイヤーを用いて行なっていきます。前歯が咬み合う理想的な咬み合わせになってきました。
当院では『歯を残す最大の予防』は歯列矯正だと考えております。
矯正治療することで歯並び・咬み合わせが改善すると、歯磨きしやすくなることで虫歯や歯周病になりにくくなり、歯に過大な力がかかりにくくなることで歯がすり減りにくく・割れにくくなり、抜歯になりにくくなるからです。
当院では矯正治療に力を入れております。
歯並びで矯正をお考えの方は、ぜひ一度気軽にご相談ください。
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